書き出しに悩まない!ゼロから1を作るAIの力
「で、何から書けばいいんだっけ…?」
提案書や報告書に取りかかろうとして、まず最初のページで手が止まる――そんな経験はありませんか?
構成を考えたり、言葉を選んだり、「最初の一文」にやたら時間がかかってしまう…。
実は、ゼロから何かを書く作業は、誰にとってもエネルギーのいる作業なんです。
そんなとき、頼りになるのが**生成AIを使った「たたき台づくり」**です。
たたき台とは、“完成前の下書き”のこと
そもそも「たたき台」とは、最終版ではなく、考えをまとめるための原案・下書きのようなものです。
生成AIは、この「ゼロからの原案づくり」が非常に得意です。
上手に使えば、「とりあえずこれで方向性を確認しよう」というレベルの資料が、5分もかからずに手元にできてしまいます。
プロンプトで簡単!構成案も文案もAIが出してくれる
たとえば、次のような指示(プロンプト)をChatGPTなどに入力すると…
「新製品の営業提案書のたたき台を作ってください。
対象は法人顧客で、特徴は“コスト削減”と“導入の手軽さ”です。
AIは以下のような構成案を返してくれます:
【提案書の構成例(AI生成)】
- ご提案の背景と目的
- 新製品の概要と特徴
- 他社製品との比較
- 貴社にもたらす効果(コスト・時間)
- 導入までのステップ
- 資料やお問い合わせ窓口
さらに、各項目に数行の説明文まで自動で生成してくれます。
文章の「骨格」や「方向性」を決める手間が、かなり軽くなるのです。
パワポ資料の骨子づくりにも応用できる
「提案書はスライドで出すんだよね」という場面でも大丈夫です。
生成AIは、「スライド1枚ごとに見出し+要点」を提示してくれます。
たとえば:
【スライド構成のたたき台】
- タイトルスライド:「コスト削減を実現する○○のご提案」
- 課題提示:「現状の課題と業務の非効率性」
- 製品紹介:「○○の特徴と導入メリット」
- 導入事例:「他社導入例と成果」
- まとめ・次のステップ
あとは、このたたき台をもとに、自分の言葉に置き換えたり、デザインを整えたりすればOKです。
“ゼロから全部考える”というストレスが大きく減ります。
最終的な仕上げは「人の目」と「経験」で
もちろん、AIが出したたたき台がそのまま使えるとは限りません。
会社ごとのルール、相手先の好み、業界特有の言い回し――そういった細かな調整や気配りは、人にしかできない部分です。
でも、最初のベースがあれば、
「全体像を確認する」→「ここを変える・加える」→「仕上げる」
という流れがスムーズに進みます。
まとめ:AIに“0→1”を、あなたは“1→完成”を
提案書や報告書は、「最初の一歩」がとにかく重たいものです。
そこをAIに手伝ってもらうだけで、作業スピードも、質もグッと上がるようになります。
AIは“考える相棒”として使えば十分。
たたき台づくりにAIを活用することで、あなたの時間とエネルギーを「本当に必要な調整や判断」に集中できるようになります。
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