消火器の住宅用と業務用の違い!住宅用消火器の特徴とは!?

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知っておこう消火器のこと
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どこにでも使える業務用消火器と一般住宅でしか使えない住宅用消火器。

消火器には業務用と住宅用というものがあります。


業務用というのは法令で設置義務のある建物や一般住宅で使用可能。対して住宅用は一般住宅でしか使用できません。

この消火器の違いは何なのか?


そこで今回は住宅用消火器の特徴についての説明です。

能力単位がない

住宅用消火器には能力単位がありません。能力単位とは、消火器の消火能力を数値化したもので、設置本数を決める元となる重要な数値です。

これがないと建物に必要な消火器が何本なのか算出することができないので困ったことになります。


住宅用消火器は住宅火災に特化したものです。そのため、業務用消火器と比べると消火能力は劣るのです。

住宅火災でまず思い浮かぶのは天ぷら油からの出火。住宅用消火器というのは、特に油火災に威力を発揮する消火器なのです。

薬剤詰替ができない

住宅用消火器は、薬剤の詰替ができない構造になっています。もし、使用してしまったら薬剤の再充填を行うことができないので即交換となります。


対して業務用消火器は、蓋を開けることができるので内部点検をしたり必要に応じて薬剤の詰替をおこなうこともできます。

色の決まりがない

よく見かける消火器の色、何色でしょうか?だいたい赤色ですね。これは、業務用消火器は本体の25%以上を赤色にしなければならないという決まりがあるからです。


これに対して住宅用消火器には色の決まりはありません。つまり「何色でもいい」ということになります。そのため、最近は黒色や白色のおしゃれな住宅用消火器が販売されています。赤色の消火器では部屋の雰囲気に調和しないという悩みがなくなります。

使用期限が短い

業務用消火器の標準設計使用期限は10年です。では、これに対して、住宅用消火器の使用期限は5年です。


業務用消火器の半分という短さですがいったいなぜなのか?これは、業務用と住宅用消火器の使われ方の違いによるものです。

住宅に設置された消火器には定期点検の義務はありません。そのため、購入したらそのまま放置されていることが多いです。先述したとおり薬剤の詰替もできない構造となっています。


定期的に点検していい状態を維持されている消火器とほぼほったらかしの消火器。いざというとき確実に使用できるかはどちらなのか。

一目瞭然ですね。

まとめ

  • 住宅火災に特化した消火器で能力単位がない
  • 薬剤詰替ができない構造となっている
  • 住宅用消火器は赤色でなくてもいい
  • 使用期限は5年と短い

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