在宅ワークをしていて「首がつらい」「肩がこる」「目線が下になって集中できない」と感じること、ありませんか?
モニターの固定スタンドのままだと、高さや角度が自由に調整できず、どうしても視線が下がったり、前かがみになったりしがちです。
モニターアームを使うと、画面を目線レベルに合わせたり、距離を変えたり、微調整しやすくなります。これにより、肩や首にかかる負担を軽減でき、姿勢が安定しやすくなります。さらに、デスク上のスペースを有効活用できる、ケーブルをすっきりまとめやすい、といった副次的な恩恵もあります。
特に長時間作業をする在宅ワーカーにとっては、モニターアームは“ただのガジェット”ではなく、体を守る道具です。ここからは、選び方のポイントと具体的おすすめを見ていきましょう。
モニターアーム選びのポイント
良いモニターアームを選ぶ際にチェックしておきたいところ。
対応重量・対応モニターサイズ
モニターの重量(本体+スタンドを含む)や画面サイズ(インチ数)が、アームの対応範囲内かを必ず確認しましょう。一般的には、余裕をもって耐荷重の70〜80%以内で使うのが望ましいです。
可動域(上下・前後・回転)
上下昇降幅、前後スイング、角度調整(チルト)、画面回転(縦表示対応)など、可動域が広いほど使い勝手が良くなります。特に、画面を動かす頻度が高い人(複数画面切り替える人など)ほど、この可動性は重要です。
取付方式(クランプ式 / グロメット式 / ポール式)
- クランプ式:デスク天板にアームを挟んで固定するタイプ。設置が比較的簡単で人気。
- グロメット式:デスクに穴をあけてボルト固定する方式。天板が厚い/強固な固定が必要な場合に有効。
- ポール式:ラックや支柱に取り付ける方式。卓上のデスク天板が薄い・幅がない場合などに活用されます。
ケーブル管理 / 安定性 /造りの品質
ケーブルホルダーで配線をまとめられる構造か、アームの素材・ジョイント部の精度、ぐらつきやたわみが出にくい設計かどうかも重要なポイントです。
おすすめモニターアーム5選
在宅ワーク用途を想定し、「使いやすさ」「調整自由度」「コストパフォーマンス」などから選んだモニターアーム5製品はこちら。
Ergotron LX デスクマウントアーム
Ergotronはアーム分野で非常に定評のあるブランドで、LXシリーズは高品質・安定性・可動範囲の広さで人気です。
多くのユーザー評価で「滑らかな動き」「ポジションがずれない」点が好評。
ただし価格は高めなので、長く使いたい、信頼できる一台を求める人に特におすすめです。
エレコム モニターアーム DPA-SS08WH
国内ブランドという安心感と、17〜32インチ・耐荷重9kg対応という汎用性が強み。
ガススプリング方式で、持ち上げたり下げたりが軽くできる点もメリット。
ただし、非常に重いモニターや大画面ディスプレイを載せる場合は安定性を確認して使うことをおすすめします。
キングジム モニターアーム ARM110
シンプル構造・コスト重視派向けの選択肢です。
MONOQLOのランキングでも、使いやすさと安定性を評価されている「ARM130」など類似製品が上位に入っている点も後押しになります。
価格を抑えつつ基本的な機能を押さえたい人に向いていますが、調整可能範囲が小さめな可能性はあるため、設置場所との兼ね合いを確認しましょう。
サンワダイレクト モニターアーム
手頃価格で“まず試したい”という人の入門用として適しています。
価格帯を重視するユーザーで、特にガススプリング方式や可動性が必要な範囲で働くなら選択肢に入るモデルです。
ただし、アームの剛性やたわみ、長期間使用時の耐久性は慎重に吟味すべきです。
ASUS ROG Ergo Monitor Arm AAS01
こちらはゲーミング/高性能用途を想定した仕様を持つモデル。
剛性・可動域・ブランド力を備えており、大型モニターや高頻度の調整を行いたい人向け。
ただし価格は高めになる可能性があるため、コストとのバランスを見て選ぶとよいでしょう。
まとめ:モニターアームで在宅作業を快適に
在宅ワークを快適に続けるには、体への負担をできる限り軽くすることが重要です。
モニターアームは、視線と姿勢を整えることで肩・首へのストレスを軽減できる道具。
今回紹介した5選はいずれも特徴や用途が異なるモデルなので、ご自身のモニターや作業環境に合ったモデルを選ぶようにしてください。
そして、初期設定を丁寧に行い、使いながら微調整する習慣を持つことで、その恩恵はより大きくなります。
「体が楽になった」「作業効率が上がった」と感じられるような、快適な在宅ワーク環境をぜひ実現してください。
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